HIVは、血ち・精液せいえき（男性だんせいの性器せいきから出でるもの）・膣ちつ分泌ぶんぴつ液えき（女性じょせいの性器せいきから出でるもの）から感染かんせんします。
HIVの感染かんせんする力ちからはとても弱よわいです。いつもの生活せいかつ（学校がっこうや会社かいしゃ）では感染かんせんしません。
性せい行為こうい（sexual activity）でHIVに感染かんせんすることが多おおいです。肛門こうもん性交せいこう（アナルセックス）では、肛門こうもん（おしりの穴あな）や直腸ちょくちょうに傷きずがつきやすいです。傷きずがつくと血ちが出でることがあるので感染かんせんすることがあります。おしりに性器せいきなどを入いれる人ひとも感染かんせんすることがあります。
また、腸ちょうから出でる水分すいぶんには、HIVが入はいっているという調査ちょうさ結果けっかもあります。
口腔こうくう性交せいこう（Oral sex）でも感染かんせんすることがあります。

「性せい行為こうい(sexual activity)をしない」もHIVを体からだに入いれない方法ほうほうの1つです。
また、オーラルセックスおーらるせっくす(Oral sex)でもHIVに感染かんせんすることがあります。性せい行為こうい(sexual activity)をするときは、コンドームを使つかってください。
HIVは性行せいこう為い(sexual activity)や血ちから感染かんせんします。
注射器ちゅうしゃきを他ほかの人ひとと一緒いっしょに使つかったり、歯はブラシ・カミソリを他たの人ひとと一緒いっしょに使つかったり、他ほかの人ひとのピアスを使つかったりしないでください。怪我けがをしたところからHIVに感染かんせんするしれません。
＜血ちが服ふくや手てについたとき＞
水みずで血ちを流ながしてください。そのあと、石せっけんを使つかって血ちがついたところをよく洗あらってください。

HIVだけではありません。梅毒ばいどく（syphilis）、淋りん菌きん（Gonorrhea）、性器せいきクラミジア感染症かんせんしょう（Chlamydia）などもセックスで感染かんせんします。セックスせっくすで病気びょうきになることを性感せいかん染症せんしょう（STI）と言いいます。
コンドームこんどーむを使つかっても、感染かんせんする病気びょうきがあります。それは梅毒ばいどく（syphilis）などです。梅毒ばいどく（syphilis）はキスきすでも感染かんせんします。最近さいきん、梅毒ばいどく（syphilis）などの性感せいかん染症せんしょう（STI）になる若わかい人ひとが増ふえています。性せい感染症かんせんしょう（STI）になっている人ひとはHIVに感染かんせんしやすくなります。

STIについて詳くわしく知しりたい方かたは、「性感染症せいかんせんしょう（STI）ってどんな病気びょうき？」をご覧らんください。

HIVの検査けんさは、あなたの名前なまえを言いったり書かいたりしません。無料むりょう（０円えん）ですることができます。
【検査けんさができる場所ばしょ】
1. 保健所ほけんじょ（保健ほけんセンター）
2. 東京とうきょう南新宿みなみしんじゅく検査けんさ・相談室そうだんしつ
3. 東京とうきょう多摩たま地域ちいき検査けんさ・相談室そうだんしつ
【お金かね】
無料むりょう（０円えん）
【検査けんさができる病気びょうきと場所ばしょ】
HIVと梅毒ばいどく（syphilis）は、1～3の場所ばしょで検査けんさをすることができます。

検査けんさは２つあります。
1. 即日そくじつ（迅速じんそく）検査けんさ・・・その日ひに結果けっかを知しることができます。（陰性いんせい※(－)だけ知しることができます）
→性せい行為こういをした日ひから90日にち後ごから調しらべることができます。
2. 通常つうじょう検査けんさ・・・検査けんさをして１週間後しゅうかんごに結果けっかを知しることができます。
→性せい行為こういをした日ひから60日にち後ごから調しらべることができます。
保健所ほけんじょによって違ちがいますので、あなたの近ちかくにある保健所ほけんじょに電話でんわをしてください。

即日そくじつ検査けんさは検査けんさをした日ひに結果けっかを知しることができます。
即日そくじつ検査けんさでわかるのは、陰性いんせい－だけです。即日そくじつ検査けんさは、判定はんてい保留ほりゅう（陽性ようせい+か陰性いんせい－かわからないこと）が通常つうじょう検査けんさより多おおいです。検査けんさをした後あと、判定はんてい保留ほりゅうの時ときは、確認かくにん検査けんさ（もう一度いちど検査けんさをします）をします。確認かくにん検査けんさは検査けんさをした日ひに結果けっかを知しることはできません。
※人ひとによって、判定はんてい保留ほりゅうになりやすいことがあります。
※即日そくじつ検査けんさは性せい行為こういをした日ひから90日にち経たってから検査けんさをすることができます。

1. 感染かんせんしているとあなたに教おしえた医者いしゃと相談そうだんしましょう。
2. 病院びょういんで薬くすりをもらってください。いつ薬くすりを飲のみ始はじめるかは、医者いしゃがあなたを診察しんさつ（あなたの体からだが元気げんきかどうか調しらべます）してから決きめます。
HIVを治なおす薬くすりはありません。しかし、薬くすりを飲のむことでAIDS（エイズえいず）にならないようにすることができます。
薬くすりを飲のむことで、HIVに感染かんせんする前まえとほとんど同おなじ生活せいかつができます。
HIVに感染かんせんしている人ひとも病院びょういんに行いったり薬くすりを飲のんだりしながら働はたらいています。
病院びょういん・保健所ほけんじょ・NGOやNPOで相談そうだんしたり、カウンセリング（counseling）を受うけたりすることができます。
障害者しょうがいしゃ手帳てちょうをもらったら、障害しょうがいの等級とうきゅうレベルれべる（level）によって、いろいろなサービスを受うけることができます。一人ひとりで悩なやまないでください。あなたが信しんじることができる人ひとに話はなしてください。

東京都とうきょうとでは、月げつ～金きんの正午しょうご～午後ごご9時じ、土ど・日にち・祝日しゅくじつ午後ごご2時じ～午後ごご5時じに電話でんわ相談そうだんを実施じっししています。
東京都とうきょうとHIV/エイズ電話でんわ相談そうだん 03-3227-3335
※保健所ほけんじょ相談そうだんは随時ずいじ行おこなっております。また、東京とうきょうには、感染かんせん不安ふあんに対たいする相談そうだん活動かつどう、感染者かんせんしゃを支援しえんする民間みんかん団体だんたいもあります。

感染かんせんしないように気きをつけてください。自分じぶんが感染かんせんしているかどうか心配しんぱいな人ひとは検査けんさを受うけてください。
また、正ただしい知識ちしきを持もってください。
HIVに感染かんせんしても、HIVの感染かんせんする力ちからは弱よわいので、いつもの生活せいかつ（学校がっこうや会社かいしゃ）で他ほかの人ひとに感染かんせんすることはありません。しかし、AIDS（エイズえいず）になった人ひとやHIVに感染かんせんしている人ひとを嫌きらう人ひとがいます。だから、感染かんせんした人ひとたちは、生活せいかつしづらいと思おもっています。
東京都とうきょうとは、HIV／AIDS（エイズえいず）についての正ただしい知識ちしきを広ひろめています。また、感染かんせんしているかどうか心配しんぱいな人ひとは、相談そうだんすることができます。
他ほかにも、感染かんせんしている人ひとを助たすけている団体だんたい（グループぐるーぷ）があります。